これもひとえに皆様の応援があってのことだと思います。
本当にありがとうございました。
2次審査当日、2分間のプレゼンと8分間の中で様々な質疑応答がありました。

「ここから」が選ばれたこと
もちろん「海を旅した帆のバッグ」をはじめとしたセイルバッグを、丹精込めて制作していることは事実なのですが、今回の受賞はバッグそのもののデザイン性だけでなく、その背景にある私たちの取り組み全体が評価されたのではないかと思います。
不用品や廃棄されるヨットのセイル(帆)を新しい命として再活用することは、「つくる責任・つかう責任(SDGs12)につながる大切な試みです。さらに、このものづくりのプロセスを、障がいのある方と職員が力を合わせて行うことで、「働きがいも経済成長も(SDGs8)」という目標にも貢献しています。
このバッグを中心として、ヨットのセイルメーカー、マリーナ、福祉施設、販売店、ヨットの愛好家が連携し、地域全体で循環型社会の形成をしています。これは「住み続けられる街づくりを(SDGs11)」「つくる責任・つかう責任(SDGs12)」「パートナーシップで目標を達成しよう(SDGs17)」の理念を形にしています。
今回の「グッドデザインしずおか2025」優秀賞は、こうした総合的な取り組み——環境への配慮、共生社会の実現、地域との連携、——がひとつの形として評価されたのだと感じています。
また再度、応援いただきこのような名誉ある賞をいただけたことを感謝したいと思います。
私たちの目標は、モノづくりを通じて「すべての人が幸せになる循環」を生み出すことです。「海を旅した帆」が、今度は人と人をつなぐ風となり、環境・社会・経済が調和するSDGsの未来へと進んでいく。
そんな思いを胸に、これからも“デザインの力で幸せをつなぐ”活動を広げていきます。

この後の流れについて
11/25(火)表彰式および展示会が、静岡県庁別館21階展望ロビーにて行われます。
実際に「海を旅した帆のバッグ」を見る機会となります。皆様にご覧になっていただけたら幸いです。
そして、
2/4(水)~6(金)にかけて、なんと東京ビックサイトにて、東京インターナショナルギフトショーが開催されます。ブース名は「グッドデザインしずおか」です。
皆様の応援を背に受け、ここまでやってこられました。「ここから」職員・利用者一同、これからも頑張っていきますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。また進捗等がありましたら、その都度お伝えしたいと思います。
