高く青く広がった空に彩やかな雲、こんなに心地の良い日はセイルを干すに最適の日!
玄関口より何倍も大きいセイルを潮が落ちるように洗い、外に持っていきます。
帆の角にロープを縛り付けて、洗ったセイルが地面について汚れないようにしながら大きく広げて干す。大きさもあり重たいセイルを柱に吊り上げる作業は大変でした。

富士山のきれいな雪化粧が寒さを感じさせますね。この量で今年の初冠雪とは驚き。
干した後は汚れが付かないようにたたんで取り込み、その際に破けている部分を探して印をつけておきます。
私達の仕事はセイルの洗浄だけではなく、修復も含まれます。
印をつけた修復箇所の大きさに応じて新品のセイルの端材を使い、覆うことができるサイズにカット。修復箇所が完全に見えないようにするため、両面分必要になり、一か所につき二枚用意します。
カットしたセイルで覆い、ミシンでしっかりとカーブに沿って縫います。両面まとめてとはいかず、片面ずつズレのないように丁寧に修復させていただきました。


